人参の皮をむく〜釘付きまな板を使わず「鍋蓋」を使い固定する方法〜

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＜目次＞

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1.野菜の皮むきに困っていませんか？

指先の細かい動きが困難であったり，野菜を押さえて固定するほどの握力や摘む力を発揮することが難しい場合，野菜の皮むきに関して，解決策が必要で，困惑されている方もいらっしゃるかもしれません．

そのような状況で，どこのリハビリテーション室にも置かれており，おそらく紹介されることが多いであろう福祉用具は「釘付きまな板」です．実際に，釘付きまな板では，釘に野菜を刺すことで固定でき，皮を剥くことだけでなく，玉ねぎのように丸く転がるものについても安定させて切ることが可能になる便利な面があります．その一方で，釘の先端が上に向いていますから，手を当ててしまい怪我をしないように配慮しなくてはいけません．また，釘が刺さっている直上から野菜を切る場合，釘に包丁が当たらないか心配になったりもします．ただ今回挙げたような配慮が必要な点については，慣れていけばいいのかもしれませんね．

ただ，解決手段が1つに限られることは活動制限にも繋がりうると考えているので，別の方法はないかと模索していました（個人的な感想として釘の先端が突き出ているのが怖いと思ってしまうことも要因です）．そして，脳卒中サバイバーの方で，「手（麻痺手）を料理の時に手が使いたい！手を使って野菜を押さえて切りたい」とおっしゃる方もいらっしゃったので，色々と考えてみました．

以下の動画は，当事者の方に方法を理解して頂き，手段としてこの方法はありか？を判断して頂くために，模擬的に実施してみた時のものです（口で説明するだけでは想像しにくいですからね）．最終的にはこの方法を練習し，方法を応用して千切りもできるようになりましたので，多くの方に有益かと思い共有します．

2.釘付きまな板を”使わずに”人参の皮をむく方法

3.関連商品

　
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