機能を補い練習を促進する装具の活用
脳卒中サバイバーが手指の筋肉の緊張が高まり,意図せず指が曲がってしまうことで,物を摘むことが難しい場合があります.
しかし,そのような状況であっても,様々な装具を用いることで,物を摘む時の手の構え(手のアーチ)へと近づけ,環境を整えることで,物を摘むことが可能となり,反復して手を使う練習を可能にすることを臨床的に経験します.
その1つの装具として「Capener型(MP屈曲、PIP伸展)コイルスプリント」があります.この1つのスプリントだけで解決する場合は少ないですが,手のアーチを作ることにおいて有益なスプリントではあると思いますので,当方で行っている作り方の1つを紹介します.
Capener型(MP屈曲・PIP伸展)コイルスプリントの作り方
<必要な物品>
1.ラジオペンチ
(フジ矢 / マイクロラジオペンチ (バネ付) 150mm MP6-150)
2.ワイヤーループプライヤー
(KEIBA / プロホビー ワイヤーループプライヤー HRC-D34)
3.ピアノ線
(ダイドーハント / ピアノ線 硬鋼線[太さ] #20 0.9 mm x [長さ] 11m)
* 指の緊張の程度により太さは変更します *
4.熱可塑性の樹脂素材
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