麻痺手で紙を抑えて文字を書く工夫

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紙をずらさないように押さえて書く

自分の名前や住所,連絡先を記載するために文字を書くことを必要となることは多くあります.脳卒中サバイバーの方々から,麻痺手で紙を押さえようとした時,書こうとすると麻痺手が動いてしまったり,ゆびが曲がってしまったりして,押えているはずの紙が動いてしまうことや,紙が折れてしまうことがあり困るということを耳にします.
 

どのように文字を書いていらっしゃるのか?とお伺いすれば,ペンを持っている方の手で「紙を押えつつ書く」という方法で行っていると教えてくださる方が多いように思います.もちろん,その方法は,文字を書く一つの方法であると考えています.ただ,髪を押さえながら書くので,手を動かすことができる幅が少なくて文字が書きにくいということをおっしゃられる方もいます.
 

そこで,今回紹介する方法は,復職して仕事をされている脳卒中サバイバーの方が便利だとおっしゃられた紙を押さえる方法です!

 
 

ひと工夫加えた定規を使って紙を抑える

 
30センチ定規に,カーペットが滑らないように使うために売られている「滑り止めシール」を貼ることで,紙を直接おさえず,定規をおさえることで,紙がずれることなくおさえることが出来ます.麻痺手もおさえるという活動に参加させることができる方法でもあります.
  

とはいえ持ち運びにはかさばりますし,書く時に常に取り出して行うのか?ということは現実的ではないと考えます.したがって,文字を押さえて書く時などの手段として見ていただけると良いのではないかと思います.
  

見開きの本などに書き込む際には,今回ご紹介した方法であれば,本を開いておくことが行いやすいのではないでしょうか?職場でのデスクワークをする際に置いておくと便利な方法と考えても良いかもしれません.
  

特別な道具を使うのではなくて,普段使っているものにひと工夫することで対応できれば,荷物も増えることなく過ごすことができます.

例えば,手の置き方を変えてみることも一つの方法です.ものを押さえて動かないようにする,という目的を主眼に置いて,手で紙をおさえる際に「手のひら」ではなく,「手の甲」をでおさえてみる方法です.
     

何か,考える際の参考になれば幸いです.
   

   

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関連ページ:文字・数字の練習用紙

 

 

 

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